サイト運営もなかなか厳しいものね。うまくいかないわ。
やはり集客って本当に大変ですよね。
そうだろうね。ビジネスを継続するということは企業であれ個人であれ大変なことなんだよ。そもそも時代は変化に富んでいる。いま流行っている話題でも、来年になれば誰も見向きもしない案件なども当然にある。企業のビジネスにおいてもそういったことはよくある。特に最近は次々と新しい商品やサービスがプロデュースされるため、淘汰の速度は加速しているからね。
淘汰って怖い響きだわ。私も淘汰されるほうなのかしら・・。
せんぱーい!何言ってるんですかー( ;∀;)
気を落とさないでくださいよー!
淘汰されるかどうかは君の努力と少しの環境認識が左右するんだよ。ブログ・サイト運営は記事を書いて、定期的にリライトを施して、常にアップデートする努力を惜しんではならない。ただ、それだけでは時代の流れには勝てないんだよ。
環境認識って言ったわよね。世間をウォッチするってこと?
ちょっとそれだと漠然とし過ぎている。
例えば売り上げを順調に伸ばしてきた企業があるとする。その企業の売り上げが突然思うように伸びなくなる。そこの経営陣たちは、それまでの方法をさらに深堀しようとする。しかし、その努力は報われないことが多いのだよ。
えっ?なぜですか?
うん。ドラッカーは「事業の定義としてきたものが、現実とそぐわなくなってきている」という表現をしている。
現実とそぐわない・・。
ああ。例えばフィルムメーカーを例に見てみよう。コダック社という企業はデジカメが発売された後もそれまで通りフィルムを売り続けていた。やがて、市場をデジカメが席巻しだすと、フィルムだけを作り続けたコダック社はこの世界から消滅した。変わって富士フィルム社という企業はフィルムが売れない環境をいち早く読み取り、化粧品や医薬品といった、それまでのフィルム技術が応用できる分野へと企業のコア部分をシフトしていった。富士フィルムという社名ではあるが、いまはフィルムはたいして作っていない。逆に彼らはエボラ出血熱のワクチンまでも開発したんだ。
なるほど。富士フィルムってすごい会社なのね。
経営者たちの判断が素晴らしかったのだろう。人は常にそれまで以上にそれまでのことを深堀する傾向性がある。つまりなかなか変化を受け入れられない動物なんだよ。しかし、変化を利用した経営方針で生まれ変わった彼らはすごい組織だと思う。
私も見習いたいわ。
大丈夫ですよ。先輩ならっ(^^♪
事業やサービスを継続するためにはドラッカーは四つのことを定義している。ちょっと確認してみよう。
●経営環境、使命、強みについての前提が、現実と一致する
●それらの前提が互いに合致する
●組織内で周知徹底されている
●たえず検証されている
この四つが絶対条件なんだよ。
確かに企業にとってとても大切な項目よね。一番目なんて本当に先ほどのコダック社と富士フィルム社の違いを生み出した核心部分だわね。
使命、強みとはドラッカーがいつも語っている言葉ですね。
ああ。ただこれらは一部の人だけのタスクではなく、全従業員が共通の前提を共有すべきということなんだ。だから組織内で周知徹底されるべきなんだよ。
経営って本当に難しいようね。勇気がなければできないわね。
そうなんだよ。ドラッカーは経営は勇気が必要ということも言っている。そして会社という組織を運営するためには苦しい決定を下すことが最良の結果をもたらすとも言っている。
つまり「良薬は口に苦し」ということだよ。
私もブログの内容は常にアップデートを意識するわ。記事はある程度たったらリライトも挑戦してみるわね。
そうだな。常に自分自身にこの四つを問いかけるといいだろう。
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