先日、45歳以上のリストラが加速しているって言ってたわよね。うちはどうなんだろう?
私たちはまだまだじゃないですか?
でも、45歳以上っていったら、うちの会社でも中心的役割を担っている人が多いわ。その人たちが次々辞めてしまうということにでもなったら、私たちはもっと大変になるような気がしてちょっと不安になるの。
そういえば、そうですね。
おいおい。そんな一斉に退職することなんてよほどのことがない限り大丈夫だよ。あまり変な心配するなよ。仕事に身が入らなくなるぞ。
でも、いざという時のために備えておくことは大切だ。
ドラッカーもこう言っている。
「第二の人生をもつには、一つだけ条件がある。本格的に踏み切るかなり前から女装しなければならない。」ってね。これはパラレル・キャリアまで見据えた表現ではあるけど。
パラレル・キャリアか・・。そうよね、この会社でしか生きていけないような状態だったら、何かあった時ヤバいことになるもんね。
そうなんだ。
現代の人々は企業の寿命よりも長く生きていけるほど長寿となった。だから、今の会社を定年という形で辞めても、それから先、何十年と人生が続くことになる。退職したら何もできないという状態だけは避けなければならない。年金制度も崩壊しそうな状態だからね。
だよね。でも何をすればいいんだろう。
その点もドラッカーはアドバイスしてくれているよ。
そういった問題の解決には方法が3つある。
第一として、文字通り第二の人生をもつこと。
第二として、パラレル・キャリア、すなわち本業にありながらもう一つ別の世界をもつこと。
第三として、社会的起業化になること。
今現在、仕事は好きだが、心躍る程ではないのだったら、仕事は続けるが、時間は徐々に減らしていくことを勧めている。そして新しい仕事に時間を割いていくんだ。いわゆる副業などを始めるってことだ。
副業かぁ。なんだか面白そうね。でもどんなことをしようかしら。
副業ー?休日にもアルバイトとかするってことかしら?
えー?休日も会社以外でアルバイトするなんて、お休みが無くなるじゃない!
副業って、何も休日にスーパーやファストフードでアルバイトをするってことじゃないよ。あくまで労働から解放されるような内容が望ましい。
例えばサイト運営などがそうだ。よくセドリといって、転売なども副業として人気があるが、荷造りや発送業務が必要となるため、労働から解放されたとは言いにくい。本業として始めるのであればそれはそれですごいことだが。
サイト運営かぁ。最近ではYouTube動画で稼ぐって方法もあるわね。今は動画のアップロードも超簡単になってるって話だし。
私も動画を何本かアップしてますよ。友達と一緒に化粧品や女の子ウケしそうなアイテムの紹介などですよ。
へー。サラちゃんって結構アクティブなのね。顔出しもしてるの?
はい!このままですよ!大丈夫ですよ。今頃はユーチューバーもかなり多いから、動画をあげていてもよほど有名にならない限り、街中で気付かれることなんて無いですから。
すごいメンタルが強いわね。尊敬するわ・・。
さすが現代っ子。サラちゃんがユーチューバー
だったとは。感心するよ。
まだユーチューバーってほどでも無いですけどね。
私もサイト運営くらいから始めてみようかしら。文章を書くことは昔から好きだしね。
いいんじゃないか?そういった行動はこれからの日本社会において絶対に必要無ことだよ。
仕事オンリーであっては、会社だけが人生となってしまうから、そういった人はその会社であったり組織であったりにしがみつこうとするんだ。そして組織の成長よりも自分の居心地の良さを求めようとする。
そういった従業員が増えれば増えるほど、組織の活性は下がっていき、そして腐ってくることとなる。
それはそれで恐ろしいわね。私自身も腐ってしまいそうだわ。マークと話しているといつも気づかされるからタメになる。
俺じゃなく、ドラッカーだよ。ドラッカーは第二の人生にまで言及している。人が組織より長生きしているこの社会において、老人であっても立派に社会貢献ができることを彼は自分自身の人生で証明して見せた。真に立派で偉大な先生だと思う。
本当ですよね。私もドラッカー先生の著作を最近読み出しました。必要箇所に線を引こうとしたら、全部引いちゃったので新しく買いなおしたくらいです。
ドラッカー哲学はどんな組織でも活用できる哲学だよ。営利、非営利と分け隔てをすることがないんだ。そしてそれはマネジメントだけではなくマーケティングにまで及んでいる。かの有名なマーケティングの父といわれた、コトラー教授はドラッカーが亡くなった時こう言った。「私がマーケティングの父であるなら、ドラッカーは祖父だ。」ってね。
ドラッカーのマーケティングの定義は実に明快なんだ。
「マーケティングとは販売を不要にすることだ。」と喝破されている。セリがサイト運営を始めるんだったら、それさへもドラッカーはたくさんアドバイスしてくれるはずだ。
うん。私頑張るわ。早速サイトを開設してみるわね。
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