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【会社】会社組織の役職について理解しよう!

そもそも会社は誰のもの?

会社が誰のものかという議論は昔から語られてきました。職場では従業員同士のモティベーションをあげる目的などで、

「会社は従業員みんなのものだ。」などと発言する人も多くいます。

しかし本当のところ、会社とは一体誰のものなのでしょう。結論からいうと「社員」のものとなります。この「社員」という言葉が一人歩きして従業員みんなのものというような誤った形で世間には広まっているようですが、この「社員」という言葉の意味は法律用語でいうところの「株主」なのです。

取締役と執行役員の違い

家族経営のような小さな株式会社であれば、大株主であるオーナーがそのまま代表取締役である社長を兼任しているところが多いでしょうが、上場するような大企業では株主総会において経営の専門家である取締役を選任することになります。会社経営に直接携わる経営者は株主が選ぶのです。

では会社によっては取締役と執行役という二種類の役員が存在する企業が近頃は増えてきています。この両者はどういったポジションなのでしょう。

取締役とは、ズバリ監督をメインとする立場にある人たちです。サッカーを例に例えてみましょう。取締役とは監督やコーチのポジションです。試合(経営)を少し離れた立ち位置でチェックし修正するポジションです。株主の意向に沿った経営ができているかを常に管理するのです。

変わって執行役とは何をするのでしょう。それは読んで字のごとく業務を執行するのです。取締役からの指示を受けて業務を遂行し成果を達成するのです。

株主に責任を負う取締役

取締役は株主に対して責任を負うことは法律に明言されています。したがって取締役員会での決定事項は必ず議事録に記載され株主が閲覧または謄写の請求をすることができるということが会社法に記載されています。したがって、株主に不利益を与えるような決定がなされた場合は、取締役は株主に損害賠償を請求されることもあるのです。しかし、執行役員会で決まったことは単なる業務会議であるため法的拘束力を持ちません。

株式会社に勤めているなら知るべきこと

あなたがもし株式会社に勤めているなら、大雑把でも「会社法」を学んだ方がメリットが大きいのです。株式会社に勤めていて、こういった法的ルールが理解できていない人が多いから、その会社で出世することが人生のタスクと信じ、時には不正行為にまで手を染める人も出てくるのです。

株式会社は株主のもの

これが理解できるのであれば、会社への隷属マインドは少しは軽くなるはずです。これまでの「出世」とは会社で偉くなることを指していました。しかし、偉くなった人も定年退職すれば「ただの人」なのです。もちろん会社卒業後(定年退職後)も業界に大きな影響力を維持する人も若干は存在するでしょう。しかし、大半の人は「ただの人」へと転落するのです。その時にこれまでの自分とのギャップの大きさに衝撃を受け、生きる気力を失った退職者も世にはたくさんいるのです。

令和に入り、これからの時代の「出世」とは会社の肩書きで仕事をするのではなく、個人というブランドで勝負できるようになることを指します。だから会社が変わってもその人の個人ブランドが有る限り一生食べていけることがある意味保証されるのです。しかし、個人ブランドを維持するためにも一生の努力は要求されます。常に脳内の情報をアップデートし時代の一歩先を進む人材を目指すことが、会社に縛られない生き方なのでしょう。

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