G20で話し合われた内容
米中が先週までの状況とは打って変わり、G20の会談において一時休戦と部分的合意、また協議を引き続き継続する意向を示しました。
両首脳のわずかな面談でどのような話し合いが行われたのでしょう。
トランプ大統領のTwitterにはこのような文言があります。
I had a great meeting with President Xi of China yesterday, far better than expected. I agreed not to increase the already existing Tariffs that we charge China while we continue to negotiate. China has agreed that, during the negotiation, they will begin purchasing large…..
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年6月29日
「えっ??」というのが私の率直な意見でした。
….amounts of agricultural product from our great Farmers. At the request of our High Tech companies, and President Xi, I agreed to allow Chinese company Huawei to buy product from them which will not impact our National Security. Importantly, we have opened up negotiations…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年6月29日
そうなんですね。米国の農家から大量に作物を購入するという約束を会談で取り付けたのです。
このトランプ外交というのは、いつも商人くささがにじみ出ているような気がします。
確かにビジネスマンとしての彼の才能は非常に大きいのでしょうが、とにかく営業魂が強すぎないか?そんな危惧を感じるのは私だけでしょうか、、、(^^;
中国からの要望とは
同紙は関係筋1人の話として、中国の習近平国家主席は米政府が一時休戦で合意することをトランプ大統領との会談の条件としていると伝えた。
出典: jp.reuters.com
ロイター紙によれば、中国は会談する条件として事前に「一時休戦」することを米政府に伝えていたとい伝えられています。
習近平国家主席にとって米国にファーウェイ問題の緩和とこの問題の落とし所を模索したのだろうし、トランプ大統領にとっては自分の支持者である農家を助け、次の大統領選への足固めとしたいとの思いがこもった会談だったのでしょう。
トランプ大統領の東アジアへの影響力
トランプ大統領は30日には韓国に姿を現しています。そこでもなんとも上機嫌なTweetを発射しています。トランプ大統領のTweetはもちろん北朝鮮の金首席もチェックしているだろうから、水面下で何かの接触があるのかもしれません。
中朝を揺さぶっているトランプ大統領ですが、これからもこの地域にはとてつもない影響力を行使してくることは間違いないはずなので、明日からの言動には特に注意が必要でしょう。
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