日経株価は下落
首都東京ではコロナ感染者の数が、二日連続上昇したということを受けて混乱状況となっています。3月26日夜に安倍首相と小池都知事が首相官邸で会談した。
日経は朝からパッとしない値動きを繰り返し、最終的には前日比882円安の18,664円で幕を引いた。
朝から東京ではスーパーで行列ができるなど、食料品や日用品を求めて多くの客が商店に殺到していた。これほどの社会不安が発生しているのだから日経が下落するのも当然だ。
ニューヨーク時間から株式市場が上昇ムード
欧州時間をまたいで、ニューヨーク時間に入ると、株式市場が上昇基調へと変わった。ダウが開始一時間程度で前日比3.8%程度の上昇となり、続く欧州株式も上昇基調となっている。
各国の市民活動が制御されるも株価は上昇している。
オイルが下落続く
このところずっと石油価格が下落の一途をたどっている。ニューヨーク時間に入ってもひたすら下落基調が収まらない。ロシアVSサウジの協議失敗が招いたといわれるこの下落はしばらく続くのだろう。
ドル円下落が止まるのか
朝から下げ基調となっていたドル円相場が、米国ダウ平均の上昇によって円高が止まったような値動きとなっている。
ドル円、ユーロ円は長期足が現在値の頭を押さえているようなチャート形状となっているので、そのポイントをブレイクするにはよほどのパワーが必要となるだろうが、ポンドがオージー以外の通貨を押しのけて単独で上昇している状況となっているのがわかる。
さすがにオージーはこれまで下げ過ぎた感があるのか、徐々に元のさやに戻ろうとじりじり上昇を続けている。
市場を見ているだけなら、世界的に深刻さを増しているコロナショックであっても、それほど影響はないかのような気がしてしまう。
このままダウをはじめとする株式市場相場が上昇するのなら円高へのリスクは低くなるのだろう。
東京にみるコロナへの不安は深刻ではない?
不要不急の外出を自粛するように行政が国民へ呼び掛けているなか、行政トップが真剣に呼びかければ呼び掛けるほど、人々の心には不安が大きくなっていく。
その不安が食料品などの買い占めへとつながっているのだろうが、現時点での相場をみていると、言われているほどの不安を抱くのはまだ早いのではないだろうか?
とにかく次の土日には要請された通りの不要不急の外出は避け、厚労省が発表するコロナ予防を徹底するのなら、コロナの封じ込めが成功する可能性は飛躍的に高まる。
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