初心者でも気付くチャートの特徴
チャートを眺めていると相場は常に上下しています。
ローソク足が上がったと思うとしばらくしたら下がります。
そういった上下運動を眺めていると誰でも一つのことに気付きます。
チャートは「ある一定の幅」を行ったり来たりしているということです。
その「ある一定の幅」を「レンジ」といい、
相場はそのレンジでたいていは動くことが多いのです。
素人が惹かれるエントリーポイントとは
素人の人がついエントリーしたいという衝動に駆られる瞬間は
その「レンジ相場」からローソク足がピョコっと飛び出るような瞬間です。
例えばレンジから上昇するようなローソク足が出現したとき、
「置いて行かれる恐怖」のような感情が心の中に沸き上がります。
そのピョコっと飛び出たローソク足を確認して
そしてついついポジションを持ってしまうことがとても多いのです。
飛び乗りの弊害
プロも素人も見ているチャートは同じです。
これは世界中の投資家が同じチャートを見ているということです。
しかし、プロと素人ではチャートの見方は真逆であることが多いのです。
素人が飛び乗りしたくなる瞬間である「ピョコっ」と飛び出たローソク足は
プロにとってはすでに儲かった足跡であることが多く、
素人にとっては、単なる高値掴みとなることが多いです。
例えば上に飛び出たことを確認したところでエントリーした瞬間、
実はそのポイントが最高値であることに数分後に気付くこととなります。
その後多くの場合値が下落するのです。
プロにとってのエントリーポイントとは
プロにとってのエントリーポイントとは、
実は素人にとっては「恐怖」を感じるポイントであることが多いのです。
「価格は過去に縛られる」ことが多いのがチャートの値動きなのです。
その値動きは結構「過去の高値・安値」まで動くことが多く、
プロはその価格を常に意識します。
そしてさらには「フィボナッチ」などの数学的根拠も考慮に入れます。
もし「エントリーしたくなるポイント」でエントリーして負けてしまうのなら
プロの投資家達のカモとなっている状態ということになります。
プロのエントリーポイントを意識する
プロのエントリーポイントは素人がエントリーするには
ためらってしまいがちな局面です。
例えば「ロング」でエントリーポイントを探しているのであれば
一度下落した局面でエントリーするのです。
その下落ポイントは実は過去の高値・安値であったり
MA(Moving Average)に触れた点になっているのです。
相場はジグザグに上昇と下落を繰り返しながら
更なる上昇と下落のチャートを作り出します。
上昇しているチャートであれば、時折の下落は当然の表れなのです。
それまでエントリーしていた人たちの決済ポイントとなります。
その決済が含まれてさらに相場は上昇・下降のエネルギーを貯めるのです。
だから初心者の人が特に注意するポイントは
過去の高値・安値やMAへのタッチした瞬間にエントリーすることが
とても大切になるのです。
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