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仮想通貨を安全に保管する方法

仮想通貨を所有するときのリスクとは?

過去何度も世界中で”暗号資産取引所”がハッキング被害にあい、多くの預かり資産が流出した事件から、暗号資産は富裕層の”ギャンブ的イメージ”を持っている人も多いと思います。しかし近頃ではそういったハッキングからのセキュリティ技術が格段に進歩し”暗号資産”への注目が世界中から高まっています。そして2019年6月には1BTCが久しぶりに100万円を突破したという事実がこのことを物語っています。
そういった中で興味を抱いた多くの人たちがこれから新規参入してくることが予想されます。そんな初心者の人たちが安心して”仮想通貨”を所有するための方法を考えてみましょう。

仮想通貨はどこで買うの?

仮想通貨はいまのところ近所の銀行や証券会社では買えません。仮想通貨専門の業者が存在します。仮想通貨を購入する方法は”仮想通貨を購入する方法”というところで詳しく説明していますのでそちらをご参照ください。

ちまたで話題の”ウォレット”とは

仮想通貨を購入したら当然その仮想通貨を保管することになります。その時に使われるのが”ウォレット”です。ウォレットって「財布のことじゃん!」と思われますが、実はそうなんです。当然ですが実際のお金と同じ扱いかたをします。そしてこの”ウォレット”にはいくつかの種類があるのです。

ウォレットの種類

ウォレットはだいたい5つの種類に分類することができます。それぞれのウォレットにはメリットとデメリットが存在します。そして当然のことですが、ユーザーの利便性を追求すればするほど、同じようにハッキングリスクは高まるということです。それではウォレットをご紹介しましょう。
1.取引所ウォレット
これは取引所で購入した仮想通貨をそのままその取引所に預けっぱなしにするということです。一般の人が仮想通貨を購入するときの購入金額が数千円から数万円単位だろうと思いますので、そのまま取引所に預け入れしていることも多いでしょう。また、別の通貨に交換するときもその場で即座にアクセスできるということで取引所のウォレットを利用している方が多いのでしょう。
過去にハッキングにあい被害を受けた経験から、それぞれの取引所がかなりセキュリティ技術を向上させていますが、やはり高額の保管には向いていないでしょう。
2.ウェブウォレット
ウェブウォレットとはサイト上で仮想通貨を保管することです。広い意味では取引所での保管もこのウェブウォレットの一種です。ウェブウォレットの利用方法はウェブウォレットサービスを提供しているサイトに登録することから始まります。
仮想通貨別ウォレットをご紹介します。
ビットコイン
BLOCKCHAINWALLET(ブロックチェーンウォレット)
日本語対応したウォレットです。App store、Google play共にアプリが提供されています。
公式サイトに訪問し登録すれば自分専用のウォレットが提供されます。
イーサリアム
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)
イーサリアムを取得したらこのウォレットがとても便利です。イーサリアムに限定されずイーサリアムのブロックチェーン技術をしようしたトークン(ERC20)であれば利用可能です。今後幅広い対応が可能となるウォレットでしょう。
サイトは一部のみ日本語対応しているようです。
リップル
Gatehub(ゲートハブ)
ウェブウォレットには珍しく”秘密鍵”を自分で管理できるウォレットです。
公式サイトに訪問し、登録するだけで利用可能です。
サイトは日本語に対応していません。
3.ソフトウェアウォレット
ソフトウェアウォレットは自分のパソコンやスマホにアプリをダウンロードして利用するタイプのウォレットです。特にスマホを利用するタイプのソフトウェアウォレットをモバイルウォレットと呼ぶこともあります。ソフトウェアウォレットは秘密鍵を第三者に送らずに自分の手元において管理します。セキュリティが高く手軽なウォレットを望む初心者の方には特におすすめのウォレットとなります。
4.ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットとはズバリ”ハードウェア”を利用するウォレットです。つまりは秘密鍵を内蔵した外部デバイスをさします。ネットに接続していないウォレットなのでセキュリティが非常に高いです。またハードウェア本体が故障や紛失の被害に遭遇しても新しく購入したハードウェアウォレットで復元可能です。しかし一つあたり一万円以上する代物となりますので、多くの暗号資産を所有する人にとってはマストアイテムとなります。
5.ペーパーウォレット
まさしく紙にアドレスと秘密鍵を写しがきして手元で保管する方法です。
ネットに接続しているわけがないためセキュリティは非常に高くなります。
ただ頻繁に暗号資産をトレードをする人には不向きです。ペーパーウォレットは長期で暗号資産を保有する人に向く保管方法でしょう。

それぞれのウォレットのメリット・デメリットとは

各ウォレット紹介でもお伝えしていますが、ネットと繋がっているかどうかという点がセキュリティにとって非常に大切な点となります。”取引所ウォレット””ウェブウォレット”は通常は常にネットに接続しているため外部からの侵入リスクはとても高く多額の保有には向きません。
またソフトウェアウォレットであってもネット接続している時間が長ければ長いほどリスクが高まります。
これらのウォレットはネット上でのアクセスを前提としているウォレットなので”ホットウォレット”と呼ばれます。そしてハードウェアウォレットとペーパーウォレットはネットに接続していないという点で”コールドウォレット”と呼ばれます。ネットに接続していない点では非常に高いセキュリティ性能を発揮します。ウォレットを利用するときには一つにこだわることなく資産の大小にあわせ、また運用するときの利便性も考えて二つ、ないし三つのウォレットを使い分けることがとても大切になります。

仮想通貨を安全に保管するときの心構え

インターネットの世界は非常に恐ろしい空間です。数学的世界が情報空間として広がり、どれだけ堅牢と思えるセキュリティを誇るものがあっても、常にそのセキュリティが突破される危険性を否定できません。そして安全性が高まれば高まるほど、さらにそれを乗り越えようとする危険性も高くなるのです。ネットの世界に入国するということは常に誰かに狙われている危険を意識し、セキュリティについては万全な体制を取るように努めていきたいものです。

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