残業が当然となる慣習
日本人はこれまで「上司より先に帰ることは悪いこと」といった慣習が存在します。
日本という社会は単一民族であるためか、人種等の差別はないのですが、その反面、実は階級社会が根深いように感じられます。上級国民といった言葉も存在することから、この国では国家公務員を頂点としたヒエラルキーが存在することは事実のようです。
話は戻って、企業においても上司と部下の関係は社外でも当然のように繰り返されます。
「釣りバカ日誌」のキャラクターであるヒラ社員の浜ちゃんと社長のスーさんのような関係は極めて現実的ではないといった点が、映画がヒットした一因ともいえそうです。
残業に頼った働き方
新人の頃は残業が苦痛で仕方がなかった従業員も、気が付けばいつの間にやら残業代という手当を当てにした人生へシフトしてしまっているものです。それは結婚すればほぼ確定的で、残業代込みの金額で生計を立てるようになります。
ウィークデイは夜遅くまで残業をし、休日は家でゴロゴロ。
残業は平均何時間と想定しますか?だいたい2-3時間は残業をしていませんか?
週に換算すると3時間であれば15時間にもなるのです。
そういった日本人的生活習慣は、日本的なこれまでの働き方の副作用ともいえそうです。
残業を得て失うもの
残業代を得て失うものを数え上げればきりがありません。
自由な時間しかり、家族や恋人、子供との時間、スキルアップのために学習する時間など。
時間とは使い方次第で未来を生むこともあれば未来を失くす効果もあります。
現在得ている残業で、あなたが得ることができるのは上司からのいくらかの信頼と、わずかな残業代なのです。
残業を失くして得られるもの
先ほどの項目を言い換えただけなのですが、残業を失くして失うものは残業代だけとも言えるのです。残業せずに業務をこなすことは不可能ではありません。そうすることによって上司からは絶大な信頼を得る可能性すらあるのです。また、これまでの残業時間を、習い事や副業といった自分自身のスキルアップのために費やすことができれば、それはあなたの将来への可能性をどんどん広げてくれる効果が期待できるのです。
これまでの残業時間が未来を創造する時間へ
一度じっくり考えてみましょう。
もし、あなたがいま身が入らずにダラダラこなしているという、単なる作業でしかない残業をしているだけであるならば、今すぐ切り上げて自己啓発にその貴重な時間を振り替えるべきなのです。
その退屈で惰性だけでやっている残業であるなら、あなたは一生、その生活から抜けることは不可能となるでしょう。仕事は成果を求められるものです。いつまでも同じ仕事を続けることは成長をあきらめることにつながるのです。
自己啓発は、あなたの人生をさらに次の高みへと持ち上げてくれる「レバレッジ」なのです。
この記事へのコメントはありません。