転職・副業

【転職】前途多難な中途採用2020

コロナショックの深い闇

コロナウイルス感染によって国民の健康被害が取り上げられがちだが、

もっと深い部分では産業の停滞が招く倒産や雇い止めだ。

3月に入り各自動車メーカーの工場が操業停止という措置を取り出した。

こういった日本の中心的な役割を果たしている自動車産業が停止することによる影響は今後広範囲に渡ると予想される。

自宅待機を命じられた従業員たちの所得は下がるので消費はさらに滞ることとなる。また外食などはさらに控えることになるので、4月以降は外食産業などのサービス業は悲鳴・断末魔が聞こえだすだろう。去年からすでに経営難が取り沙汰されていた「いきなりステーキ」の経営はさらに相当厳しい状態となっていることはネットニュースでも有名だ。

3月からの落ち込みで中途採用危機

世界各国で広がるコロナショックの影響は多くの企業にとってコスト削減を迫る。昔からコスト削減として真っ先に取り上げられるのは広告費や運送費、さらに新規採用の人件費だ。

特に人件費は固定費となりがちなので、企業としては必要がなければ人員整理したいのが本音だろう。しかし、日本の雇用システムでは一方的な解雇は法律違反となるため、企業としては負債であると分かっていても雇い続ける必要がある。

その中でまずはパート・アルバイト、さらに派遣といった有期雇用の人材から契約解除が進むことは容易に想定される。

さらに新規採用を控える企業は当然のことながら多発することが予想される。

転職時期を間違えるな

以上のような経営環境において、このタイミングで転職することはかなり無謀なことといえそうだ。

自ら退職を希望するということは、会社にとっても非常にありがたいオファーであり、当然何のトラブルもなく円満退職が可能となるだろう。

しかし、求人をしている企業はかなり少なくなっているので、そのまま都合よく希望通りの条件での転職は相当厳しいといえそうだ。

つまり、今は転職時期ではないといっていいだろう。

社会が厳しい時こそ副業を始めるべき

こういった社会情勢であるからこそ、自宅で副業を始めるには最高の時期と言える。

その理由を確認してみよう。

残業時間が短縮される

不景気になることによって残業時間の削減が企業内でさらに要求される。さらに4月から新たに施行される新労働関係法(同一労働同一賃金など)がさらに残業を労働者から奪うことになると想定される。つまり残業が無くなることにより、自分の時間が増えるということになる。

この自由な時間をフルに活用できるかどうかで、これから迎える新しい社会システムでどう活躍できるかが確定するといっても過言ではない。

これまでのように早く終わった分だけ、同僚と帰宅途中で一杯などと浮かれている人たちは、次のチャンスは絶対に手に入れることができないばかり、社会の最底辺へと突き落とされることは間違いない。

したがって、この新しく生まれた時間を徹底的に自己啓発に使うべきということになる。

5Gが稼働することにより新しい通信サービスが始まる

5Gサービスが稼働することにより、新しいサービスが次々にリリースされることは簡単に予想される。オンディマンドによる学習アプリもさらに充実するだろうし、講師陣もこれからさらに充実していくだろう。

またIT技術を学ぶ人が爆発的に増加している現代において、ネットリテラシーがほぼ皆無な人たち、特に中年以上の人たちは社会の中で稼ぐことができるシステムに参加することができないといった状態となり、貧富の格差が今後もっと加速していくことが想定される。

肉体労働が必要のない時代へ

これまで肉体労働者が活躍しやすい社会だったものが、5Gが稼働することにより、肉体労働者の活躍する場がどんどんAIによって侵食されていく。したがって肉体労働者がこれから肉体労働者であり続けることは非常に厳しい時代となることは明らかといった社会が待ち受けている。

そういった社会システムが大きく変化する時こそ転職よりも学びながらの副業を始めることが最も必要なことだといえそうだ。

力比べの必要がない社会へ

これまでの肉体労働主導であり、また組織の力が大きな影響力を示してきた社会においては当然といって力の強い者、特に男性が圧倒的に社会での影響力を誇示していた。

しかしインターネットという最高のレバレッジを利用することで、肉体的な力が全く必要とならなくなくなるため、これまで社会的弱者と言われた、女性や障害者であっても社会を牽引するリーダーとなることが可能な時代となった。

これまでの価値観が根底から覆される時代へ

これまでの社会生活で最も重要視されていたことは、円滑な集団生活を送るための人付き合いの上手さであり、仲間意識の強さだ。

しかしコロナショック以降在宅勤務が広まる中、人とのコミュニケーションは限定的となり出社する意義さへ懐疑的とならざるを得ない時代となりつつある。

つまり時代は集団から個人へと大きく舵が切られているといっても良い。

そんな時代の中でこれまでの価値観のまま、明確な将来の目的もなくただ生活費のためだけの転職を希望するのは、今後の人生をさらに危険な目に晒すことになる可能性が高いことは容易に想定できる。

つまり、これからの時代は情報弱者であるのならば相当生き辛い世の中となることは間違いないのだ。

そんな時代の移り変わりの最中において最も大切なことは、新しい知識とスキルであることは当然と言える。

その新しい知識とスキルを身につけるには、この不景気で社会が混乱している最中が最も適していると言える。

今の会社に不満を抱くのであれば、まずは自分の知識とスキルを2020年版へとアップグレードすることに集中し、副業から起業と舵を切る人生もありうるのだということを自分自身に言い聞かせてみるのも大切だ。

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