FX初心者にとって最も大切なテクニカルが水平線なのは理解できたけど、やはりインジケーターはいるよね。
確かに物足りないかもな。ちなみに水平線は本当の初心者がチャートの動きに慣れるためには絶対に攻略しなければならない基本中の基本だ。これが理解できないと三尊やダブルトップがなかなか実感できないんだ。しかし、水平線だけでは物足りなくなった人にとって使いやすいインジケーター(テクニカル指標)を紹介しよう。
初心者が使いやすいインジケーター
初心者が最も使いやすいインジケーターの一つがボリンジャーバンドだろう。現在の値が、ボリンジャーバンドの基準線より上にあるのか下にあるのかで、トレンドの勢いが確認できる。ちなみにボリンジャーバンドで基準となる値は通常であれば20日(20本)移動平均線を利用することになる。
ボリンジャーバンドの本当の使い方
ボリンジャーバンドの一般的な使い方はGoogle先生に尋ねれば莫大な資料を提示してくれる。
考案者の名前であったり、計算式であったりボリンジャーバンドの形成方法など多岐に渡る解説がネット上に転がっている。
しかし、意外と解説されていないポイントがある。このポイントはトレンドが「これからどうなる?」ということがよく表現されている部分なので、初心者が必ず覚えておきたいポイントだ。
ボリンジャーバンドをよく見ていると、バンドが収縮してくるタイミングに出くわす。特に左上と下の「□」がよく表しているが、勢いがなくなるとバンドが収縮する。つまりバンドが垂れた状態となる。この状態になるとトレンドが終了することを意味する場合が多い。
ボリンジャーバンドのもう一つの見方
ボリンジャーバンドを眺めていると、さらに外側のバンドに沿って値が高値(低値)を更新することが多々見受けられる。
この状態を「バンドウォーク」といい、トレンドの勢いが増している状態だといえる。
このバンドウォークが終了したポイントがエントリー中に発見できれば、決済ポイントの当たりをつけやすいので紹介しよう。
ローソク足の終値に注目してほしい。バンドウォークが続いているときは、その終値はバンドの外側となっていることが多い。
そして終わる時というのはバンドの内側で終了しているのだ。
上の図ではバンドウォークが続いている間は終値がバンドの外側だということがよく見て取れるはずだ。そしてそのトレンドが終了するときにバンドの内側でその足は終了している。さらに上に大きく伸びたヒゲがトレンドの終了を暗示するサインでもある。
インジケーターは使いまくれ!
初心者は気に入ったインジケーターを二つくらい用意して、とにかく使い慣れることが最優先だ。
例えばボリンジャーバンドを使ってしっくりこないから、一目均衡表を使って、一目はややこしいから次は・・。
こんなことをしていたら、インジケーター貧乏となってしまう。
あなたの目的はエントリーで勝つことの一点なので、トレンド系のボリンジャーバンドと3本の移動平均線を組み合わせたチャートが最もおススメ。
よく聞かれるのがオシレーター系のインジケーターについてだが、オシレーター系といえばRSIなどが有名だが、特になくても大丈夫だ。
初心者にとって最も大切なことは、とにかくチャートがごちゃごちゃしないように気を配ることだ。
ちなみに、3本の移動平均線は人によってそれぞれだが、例を挙げれば
- 5本
- 14本
- 75本
上の3つとボリンジャーバンドの組み合わせが見やすいと思う。これはあくまでも人それぞれによって違ってくるので注意は必要だが。
毎日同じ時間にチャートを見ることが大切
どんなに素晴らしいインジケーターを使っていても、絶対に外せないFXでの常勝ルールがある。それはいつも同じ時間に同じチャートを眺めて通貨ペアのくせを見抜くということだ。
ユーロ/ポンドのトレンドが上昇傾向であるならば、ユーロが強いのかポンドが弱いのかということを、他の通貨ペアでも確認する必要がある。
東京時間(9時から15時)では円や豪ドルに値動きが起きやすい。実際にこの地域は昼間の地域で銀行間取引も活発だから値動きが起こって当然だ。
また夕方以降の欧州時間ではユーロやポンド、スイスフランに値動きが出やすくなる。
そして最も利益が得やすい(散財しやすいともいえるが)ポンドが活発に動くのも日本時間で夕方から夜にかけてということになる。
ドルに関しては世界一流通量の多い通貨であるため、ニューヨーク時間を待たなくとも一日中動き続ける傾向にある。
そういった各通貨の癖を見抜くためにも同じチャートで同じ時間帯でのエントリーを心掛けたほうが有利となるのは間違いない。
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