今週の動き
イラン戦争が収まる様子もなく、いまだにホルムズ海峡が封鎖され続けている状態で、原油価格がすさまじい勢いで上がり続けています。ガソリンスタンドの販売価格も急激な値上がりをしている様子に、消費者も肝を冷やしていることと思います。そのような戦火の中にあってはやはり有事のドル買いが進み、米ドルが他の通貨と比べても強い状態です。以前では有事において日本の円が比較的強いとされていましたが、日本は資源の大半を海外に頼っているため、中東での戦争に当たってはかなり脆弱な通貨ということが言えると思います。日本にとって、イラン戦争の終結を迎えるまで株や為替は安定することが無いでしょう。
来週のポンド円
原油価格高騰により、英国中銀の追加利下げ観測はやや後退してポンド買いが入ったものの、物価高が英国経済を圧迫するとの警戒からポンド売りが拡大しました。つまり、日本と同じ境遇に晒されている状態と言えます。そのような状態の国同士の通貨なので、動きはやや硬直することが想定されそうです。ただ、来週は日銀による政策金利発表と英国の政策金利及び英国の雇用統計の発表が控えているため、この前後では大きな値動きが期待できるかもしれません。
他の通貨について
ユーロについては日本と欧州は同じ状況に置かれており、よって値動きも小幅になると想定されます。
豪ドルについては、リスクオフの環境によって豪ドル買いが進むことは想定しにくい状況ですが、ただRBA(豪中銀)による利上げ期待がさらに強まると豪ドル買い円売りが加速する可能性はさらに高まるでしょう。市場の利上げ期待がどのように推移するかを注視したいところです。
来週の重要経済指標
| 月曜日 | 失業率(中国)、小売売上高(中国)、NY連銀製造業景気指数(米国)、コアCPI(カナダ) |
| 火曜日 | 政策金利(豪州) |
| 水曜日 | 消費者物価指数(欧州)、生産者物価指数(米国)、政策金利(カナダ)、原油在庫(米国) |
| 木曜日 | 政策金利(米国)、FOMC(米国)、GDP(NZ)政策金利(日本)、失業率(英国)、政策金利(スイス)、政策金利(英国)、フィラデルフィア連銀製造業景気指数(米国)、預金ファシリティ率(欧州)、中央銀行会見(欧州) |
| 金曜日 | 休日(日本) |
来週は重要政策の発表が立て続けに予定されているため、その前後では非常に大きな値動きが想定されます。しかし、背景にはイラン戦争が継続しているという事実も同時に進んでおり、通常と違う値動きが発生するかもしれません。エントリーする際には特に注意深く慎重になることが必要となります。











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