ファンダメンタルズ分析

週刊ポンド円研究ーポンド円徹底攻略<令和7年10月第1週>

今週の動き

今週は米国政府機関の閉鎖という前代未聞の事態を受けて、ドルストレート相場が非常に緊迫していましたが、意外と安定的な動きを見せております。直近では米国の経済指標の数値が芳しくないようで、下落要因が語られているようですが、上記ドル円週足チャートを見ても大きく下落するような気配は感じられません。日足を確認するも、相変わらずある程度のレンジの中を上下運動している感じを受けます。しかし、ポンド円チャートはこれまでの動きとは違い、先週末に日足でダブルトップをつけたあと大きく落ち込み、75MAをも大きく割り込んだ後、改めて75MAへ戻っている形状となっています。つまり週明けは第3波の下落が発生する可能性が非常に高いといえそうです。

世界の動き

先述したように、米国政府機関の一部が一部閉鎖となり米国政治が若干混乱気味のようですが、それでもドルは相変わらず安定しており、まだ明確な下落の気配はなさそうです。しかし、米国は今後さらなる利下げを想定しているようで、これまでドル円の上昇一途であったトレード環境が大きく変化する可能性を秘めています。また来週は中国が建国記念日ということで数日間休場となるため、オセアニア通貨などは動きづらいことが考えられそうです。

国内の動き

日本国内では、自民党新総裁として高市氏が選出されました。市場は小泉氏有利との観測で動いていたようなので、この人事はかなりのサプライズとして受け止められているようです。高市氏が首相に就任することになれば、アベノミクスを踏襲する形となることが予想されるため、さらなる金融緩和を拡大する可能性があり、日銀の利上げは見送られる状態となりそうです。そうすると、為替は円安方向へさらに進むことが想定されます。

猛者のポジション

上記は「外為どっとコム」さんからの引用ですが、円はドルに対して「買い」が上昇しています。逆にポンドはドルに対して減少はしていますが「売り」優勢状況となっています。

経済指標チェック

月曜日 建設業購買担当者景気指数(英国)
火曜日 特になし
水曜日 原油在庫(米国)
木曜日 FOMC議事要旨(米国)、FRB議長発言(米国)、失業保険申請件数(米国)
金曜日 平均時給(米国)、失業率(米国)

来週の金曜日には米国の雇用統計が控えています。利下げの方向へ向かう米国経済ですが、今度の雇用統計の発表はどのような数字が発表されるのか非常に楽しみですね。

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