ファンダメンタルズ分析

週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

 

今週の動き

左がポンド円の週足、右がドル円の4時間足となります。ポンド円はいまだに大きな三角持ち合いの中に閉じ込められている感があるのですが、今週のローソク足は「ピンバー」というかなり上昇圧力が強い形となりました。20SMAと75SMA両方に支えられている形にもなっており、来週の値動きは興味深いものがありそうです。一方ドル円は4時間足チャートで引けるレンジの中を悠々とピンボール状態で上下しているといった感じでしょうか?やはり「ドル」に関しては、トランプ政権の今後の動きに非常に大きな影響を受けるためなかなか予測しにくいのが現状のようですが、とにかくいまはレンジです。

世界の動き

今週はイスラエルがイランを攻撃し、イラン革命防衛隊の司令官が亡くなったという報道が駆け巡りました。そのため、これまで落ち着いていた原油価格が一気に吹き上がっており、中東では大きな戦争へ発展していく可能性が非常に高くなっています。つまり、現段階においては通貨よりもコモディティ価格のボラティリティが非常に上昇しているのです。この点は非常に注視していくべき点でしょう。

日本経済について

日本経済は大きな選挙を控えていることもあり、大きな動きは無いように見えます。国民の生活は増税続きで相変わらず貧弱なものとなっており、その影響なのか、今回の都議選や参院選は若者の意識が芽生えだしているといった状況です。中東の戦争と参院選、この大きなイベントに挟まれてなかなか経済が活況になることは無いと考えられます。

猛者のポジション

こちらは「外為どっとコム」さんのIMMポジションです。やはり経済の弱い円は徐々に買い控えとなっている傾向がある反面、ポンドは「買い」が一気に吹き上がっているようにも見えます。つまり、ポンドドルは上昇傾向にあるとも言えます。

世界のトレーダーポジション

こちらは「OANDA」さんのオーダー表となります。ポンド円に関しては、徐々にショートが多くなっています。つまり、ポンドドルでポンドが買われ、ドル円で円が売られているということになるのでしょう。結果としてポンド円はポンド優勢となっているとも言えます。週足の三角持ち合いがとうとうブレイクする可能性も高くなってきました。来週は見ものです。

経済指標のチェック

月曜日:特になし

火曜日:金融政策発表(日本)、小売り売上高(米国)

水曜日:消費者物価指数(英国)、原油在庫(米国)

木曜日:FOMC(米国)、政策金利発表(英国)、失業保険申請件数(米国)

金曜日:全国コアCPI(日本)、フィラデルフィア連銀景況指数(米国)

来週は日本と英国で政策金利が発表されるということで、このタイミングでポンド円は大きく動くことが考えられます。指標発表には十分注意してトレードしていきましょう。

 

 

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