ファンダメンタルズ分析

週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

ドル円の動きは?

現在のドル円の動きは140円前後を境に大きなトリプルボトムを形成し上昇中となっています。その動きはそのままの流れで行くと147円程度まで上昇する可能性も大きいと思われます。ただその上から75MAが覆いかぶさってくる形状となりますので、中長期的にはやはり下落トレンドが今後発生する可能性も大きいと思われます。

ポンド円の動きは?

ポンド円の週足を見れば、一瞬で大きな三角持ち合いが発生していることが分かります。綺麗にレンジが狭まっていっている状態で、このレンジに逆らうようなエントリーは避けるべきでしょう。今後この大きな三角持ち合いをどちらかにブレイクするはずなのですが、ドル円の動きを見ていると、下方向への動きが強い可能性が高いような気がします。とにかく今はブレイクを待つ方が得策でしょう。

トランプ関税によるトレードの難しさ

米国による各国への「関税」によって、為替が不安定なこともあり、現在ではスイングトレードが非常にやりづらい状況となっていると思われます。チャンスと思ってエントリーしても、次の日には米国発信の政治的圧力によってその方向性が否定されることも多々発生しているからです。この状況下では市場に資金をさらす時間が長いスイングトレードよりは、スキャルからデイトレードでのポジションを考慮するほうがリスクを回避できると思われます。

猛者たちの動きは?(図:外為どっとコムさんより)

ここにきてドル円での円は「買い」ポジションよりも「売り」ポジションが多くなってきています。つまり、円安方向へ動きやすいということになります。来週はしばらく円安方向へ動く可能性が高いでしょう。

逆にポンドドルについては、ドルに対してポンドが大きく買われているので、ポンド円はやはり先述の通り、三角持ち合いの中での値動きに留まる可能性が非常に高いと思われます。トレンドが発生しやすいと言えばポンド円よりドル円と言ったところでしょうか。

世界のトレーダーポジション(図:OANDAさんより)

世界中に口座を展開するOANNDAさんから引用させていただいています通貨別ポジションです。こちらはドル円になりますが、ロング勢が大きなポジションを占めているように見えます。ロング6割、ショート4割といったポジションとなります。

次にポンド円ポジションですが、現在の価格よりも下の価格でポジションが多くなっています。さらに現在価格を挟んで上下に分かれた状態で未来のオーダーが展開されています。ということはやはり今後はどちらかにブレイクする可能性を示唆するオーダーとも言えそうです。

次の値動きを考える

月曜日:特になし

火曜日:コアCPI(米国)、消費者物価指数(米国)、

水曜日:原油在庫(米国)

木曜日:GDP(英国)、コア小売売上高(米国)、失業保険申請件数(米国)、生産者物価指数PPI(米国)

金曜日:GDP(日本)、鉱工業生産(日本)

来週は米国と日本の指標に要注意

来週は火曜日と木曜日に米国で非常に大きな経済指標が発表されます。CPIとPPIです。インフレ下においてこの二つの経済指標は非常に大きな意味合いを持っており、この発表後には大きく値が動く可能性が非常に高いでしょう。また、日本でも金曜日にはGDPの発表があるため、ドルとの相関はどうなり、どのようにドル円を動かしていくのか非常に見ものとなるでしょう。

 

               

関連記事

  1. 週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

  2. 週間ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

  3. 3月10日から3月16日のドル円市場について

  4. 週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

  5. 週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

  6. VIX指数とは

  7. 週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

  8. 週刊ポンド円研究-ポンド円徹底攻略

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。