FX投資

FX(外国為替証拠金取引)を学ぶ

少額資金でもエントリー可能で、資産を大きく増やすことができる取引といえば、このFXが最も最強だといえます。

FXと聞くと世間ではなにやら恐ろしそうな印象が一人歩きしている金融商品でもあります。

しかしこのFXという金融取引はルールをしっかりマスターしさへすれば決して恐ろしい取引ではありません。それでは基本から学んでみましょう。

FXの基本的意味

FXというと難しそうな響きですが、実は超簡単で単純に2国間通貨の売買 というだけです。

よくニュースでは
「本日の為替はドル円が107.30-35で取引されています。」
というような言葉をお聞きでしょう。

ニュース発表直近の売買価格をお知らせしたものです。
「1ドルあたりの価格が107円30銭から35銭をいったりきたししていますよ。」という意味です。

通貨の流通量

株式市場で1日に流通される株の量は金額ベースで
東証一部銘柄で約二兆円前後で、
その他二部やマザーズ等の国内の市場ではもちろんそれ以下の流通量となります。
世界ではもちろんニューヨーク市場が最も多くなります。

しかし、為替取引の1日あたりの金額は株式市場をはるかに凌駕する
約400兆円前後という実績になります。

これは株式市場が利根川や信濃川なら
為替市場はアマゾン川やナイル川的存在のようなイメージでしょう。

世界の通貨は毎日それだけ莫大な量を誇る
世界最大の市場となっているのです。

そして為替取引(FX)をするということは、
大きなお金の流れを「ちょとだけ」バケツですくいにいくイメージです。
そしてそのバケツ的存在が「証拠金」という
いわゆる投資資金です。

通貨の種類

通貨の種類は世界中でたくさん存在していますが、
世界中で取引されているメジャーな通貨は実はそんなに多くありません。

ここで主要通貨をご紹介します。

アメリカドル(USD)

世界最大No.1の流通量を誇る通貨の王様です。
為替の世界ではUSDと表記されます。
世界経済はこのアメリカドルとその他の通貨取引がメインといっても過言ではないでしょう。
だからアメリカの大統領や中央銀行の総裁などの発言が世界中の為替に
とても大きな影響を与えることになるのです。

ユーロ(EUR)

世界第2位の流通量を誇る通貨です。 ヨーロッパのEU域内で使用されている共通通貨となります。 ユーロの誕生はアメリカドルに変わる世界の基軸通貨を目指す目的が あったようで為替表記では必ず先に表記されます。

日本円(JPY)

日本円は実は世界の準基軸通貨的存在で その流通量は世界第3位を誇ります。 そして日本という国は世界でも有数な常時平和な国なのです。 だから欧米各国でテロや債権暴落など政治的、 経済的混乱が発生すると、 世界のマネーは円に姿を変えようとします。 その際アメリカドルやユーロを売って、 円を買う動きが加速します。 その状態が発生しだすと円高という現象になります。 日本の円は安全通貨の存在なので 危機が起こる度に円高リスクに晒されていると思っておいたほうがいいようです。

ポンド(GBP)

イギリスの通貨です。
『グレートブリテンポンド」の略称です。
ユーロ域内の国ですがユーロを使用せず
独自の伝統ある通貨を貫き通しています。
なぜユーロを使わないかはみなさん各自で
ネットで調べてみてください。
面白い歴史的事実がたくさん出てくるかもしれません。

このポンドという通貨は
「殺人通貨」の異名を持つ存在で
乱高下がとても激しい通貨の1つです。
そして流通量は世界第4位を誇る通貨でもあります。

また現在(2019年1月)ではBrexit(ブレグジット)といわれる、
イギリスがEU連合から経済的に分裂するかもしれないという
歴史的転換期に直面しています。
その中で今後の動きが相当混乱することが予想されます。
ポンドを取引する人は特に慎重に取引しましょう。

オーストラリアドル(AUD)

豪ドルともいわれているオーストラリアの通貨です。
最近は中国との貿易が最も盛んだったようで
豪ドルの為替が中国経済と密接に関わっていたようです。
昨年末(2018年12月)の世界同時株安以降の現在以降は
取引量がどのように変化するかがとても注目したいところです。また資源が豊かなのでその意味ではある程度安定的な通貨でもあります。

スイスフラン(CHF)

スイスで使用されている通貨です。
スイスというと永久中立国を自称し、
プライベートバンクがたくさん存在する国です。
このスイスフランも安全通貨の存在なので
世界で何かが起こるとどうしても
スイスフランがわ割れてフラン高という状態に
なりやすくなります。
またこのフランはユーロ(RUR)にとても影響されるので
ユーロ域内での混乱にはよく注意をしたいものです。

ニュージーランドドル(NZD)

ニュージーランドで流通している通貨です。
ニュージーランド最大の貿易国がオーストラリアだけあって
ニュージーランドドル(NZD)は豪ドル(AUD)に連動しやすい
性質を持っています。

カナダドル(CAD)

カナダで流通している通貨です。
オーストラリア同様資源が豊富な国です。

その他通貨

その他で流通量が比較的多い通貨として
トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)などがあります。
ただ流通量は上記大国通貨と比べるとやはり圧倒的に小さく、
経済的変化が起これば真っ先に影響を受けやすい通貨なので
取引に参加する際には大きな経済指標が発表される時間帯等は特に気をつけて
取引したい銘柄です。

FXも金融商品のひとつであるがゆえ、どうしても損失が膨らむ商品でもあります。そしてまた信用取引でもあるので投資資金以上の損失をかぶることもあるでしょう。しかし、正しい知識を学び、適切な経済環境をみながら適切な時間帯に取り忌避すればファンダメンタルズが味方になります。

やはり投資であるがゆえある意味戦場です。その戦場では知識と経験が圧倒的な力となります。

関連記事

  1. 【経済】4月の経済 資本主義の正念場?

  2. 【投資】中国依存脱却か?安倍首相が語った「国内回帰」

  3. 日経株価暴落

  4. FX取引でよく使われるテクニカルを超簡単に解説

  5. G20で為替はどうなるか?

  6. 【FX】FX初心者の超基本!水平線を使ったテクニカル分析方法

  7. 【投資】金持ち父さん貧乏父さんにみる稼ぐ人の特徴とは

  8. 本日の為替情報

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。