1万ドルを突破したビットコイン
2019年6月、ビットコインは待望を1万ドルを突破した。日本円チャートでも100万円を突破した時の高揚感は個人投資家の皆さんにとって感慨深い瞬間であったでしょう。
この1万ドルを突破したビットコイン価格は今後どのように推移していくのだろうか。
実は金融市場での反応は高評価です。以前の価格高騰に参加していたのは個人投資家の割合が高かったようですが、今回の上昇に一役買っているのは実は”機関投資家”の面々のようです。
FOMOがもたらす感情という要素
ビットコインの価格節目としての1万ドルを突破したら、今度は個人投資家たちの間で”FOMO(取り残されることへの恐怖)”という心理的要素が広がってきます。
前回仮想通貨で暴落の恐怖を体験した個人投資家たちは今回の上昇を距離を置いた傍観者としてウォッチしているようです。グーグルでの検索ランクにおいてもあまり盛り上がりを見せていないことがその象徴です。しかし1万ドルという心理的障壁を突破したことによって、前回の高値を味わった高揚感が蘇り、その流れでFOMOが湧き上がってくるのが人間心理です。
機関投資家が参加する今回の相場
先述したように今回の上昇トレンドを支えているのは機関投資家だということは、米国の金融機関関係者の一致した意見です。
前回はビットコイン相場に否定的で攻撃的であった機関投資家たちでしたが、今回はメインの参入者になっています。彼らの変化はどこからきたものなのでしょう。
米国シンクタンクアナリストはこう語ります。
”ビットコインが今回置かれている位置付けはコモディティ、価値保存手段です。「ビットコインで何が買えるか?」と聞かれたら、間違いなくこう答える。「では金(Gold)で何が買えるのだ?」と。
ビットコインの検索ボリュームと次の価格障壁
ビットコインの検索量は前回盛り上がりを見せた2017年と比べてみるといまだに10%程度でしかありません。そういった数字が物語るように今回は個人投資家の参入が少なめだと言えそうです。
そして多くのアナリストたちが予想する次の価格障壁としては2万ドルと5万ドルと予測しています。
いずれは6万から10万のいずれかに到達するだろうとの観測がプロの市場関係者から出ているのです。
ビットコインの半減期
仮想通貨はどの銘柄も当然のごとく”半減期”を前に価格が上昇します。半減期を迎えるとマイナーにとっての報酬が減額されるためとにかく必死になるからです。現在の報酬は12.5BTCですが、次の半減期を迎えると6.25BTCになります。現在のビットコイン価格からすればとてつもない価格減少になります。そして、その半減期は来年の2020年5月21日と想定されています。
今回のビットコインの価格上昇は半減期前の駆け込み需要にしては早すぎるのです。
そういった背景もビットコイン相場を強気に押し上げます。
今回の強気相場をさらに押し上げてくれる市場関係者の発言を引用させていただいて投稿を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
European Central Bank President Mario Draghi just I hinted at new interest rate cuts and more QE.
Add in the May 2020 Bitcoin halving and you have the perfect storm.
Cut rates.
Print money.
Make BTC more scarce.Long Bitcoin, Short the Bankers!🔥
— Pomp 🌪 (@APompliano) 2019年6月18日
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