今週のGBPAUD
今週はオージーがドルに対して下落の一途を辿った週でした。またポンドもドルに対して下落しています。「外為どっとコム」さんのIMM通貨先物ポジションを参照すると、豪ドルはずっとドルに対して売りが優先しています。またポンドも先週と比べてみると、ドルに対して売り越しとなっています。この関係をまとめてみると、ポンドとオージーとの関係はともに弱い者同士となり、値動きがどんどん小さくなっていっていることが理解できます。そのことがチャートにも反映されています。
豪ドルの位置は?
豪ドルはポンドと共に最弱通貨として君臨しています。オージーと共にキューイ(ニュージーランド・ドル)も弱さが目立っているということは、中国経済への懸念がぬぐえないことへの懸念なのだろうと想像できます。現在中国経済はかつての日本のように、巨大な土地バブルが崩壊する危険が高まっており、巨大企業の倒産危機も引き続き継続しています。そんな中、中国経済の代替通貨とされる「オセアニア通貨」に弱さが目立っていることは疑う余地がありません。
猛者のポジション
先述したように、IMM通貨ポジションを見てみると、豪ドルはドルに対して売り越しが顕著となっています。つまりオージー円もここ最近は97円あたりを上限として値幅の小さな動きを繰り返しています。
今月の市場
今月は8月ということもあり、欧米では卒業シーズンということで、サマーバケーションの期間となります。つまり市場参加者が激減し、値動きに期待が持てないということが考えられます。市場参加者が少ないとエントリーしたものの値動きにボラティリティが無く、結局マイナスで損切する可能性が非常に高くなるため出来高は注視すべきでしょう。
来週の経済指標をチェック
| 月曜日 | 特になし |
| 火曜日 | 特になし |
| 水曜日 | 雇用統計(NZ) |
| 木曜日 | 中国輸出入、貿易収支(中国)、貿易収支(豪) |
| 金曜日 | 特になし |
| 土曜日 | 消費者物価指数(中国)、生産者物価指数(中国) |
来週は、豪州をはじめとする「オセアニア」の経済指標が無いということで、GBPAUDの値動きは非常に小さなものとなることが予想されます。ただ、木曜日に発表される「英国政策金利発表」の時は大きな値動きが期待できるかもしれません。













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