「飛び乗り」は危険
初心者にありがちなこと、それは「飛び乗り」です。
チャートを見ていると時々急激な乱高下が発生することがあります。
経済指標の発表でもないのに突然チャートが急激に動きます。
伸びていくローソク足を見ているとどんどん伸びていくように見えてしまいます。
そこで初心者のトレーダーは反射的に飛び乗ってしまうことが多々あります。
通貨の相関関係
トレードを行う際に最も大切なことの一つとして
「通貨の相関関係」を確認することが挙げられます。
なぜ価格が上下するかということを考えてみると、
他の通貨と比べてその時点での価値が変化するからです。
だから「ドル/円」でエントリーするのであれば必ず他の通貨も確認すべきです。
他の通貨をいうと「ポンド/円」「ユーロ/円」「オージー/円」等です。
FXは通貨の強弱で動く
今見ている通貨が「ドル/円」だとしたとき
チャートが急に上昇するようでしたら飛び乗る前に必ず見ます。
それは「ドルシリーズ」「円シリーズ」の値動きです。
ドルが一斉に上昇しているのであればそれはドルがそのタイミングで
最強の通貨になっているので安定して上昇します。
しかし、相関が無いようであれば他の通貨の動きが
引き金になっているかもしれません。
そんなときであればその動きは続かないことが多いようです。
また大きく動いた後は反動も大きく、
一気に逆流の動きに見舞われることもあります。
そんな中、次の動きがさらに先ほどの上昇を超えるようであれば
その値動きには本気のパワーが潜んでいる可能性が一気に高まります。
ヘッド&ショルダーとは
ヘッド&ショルダーであったり、ダブルトップ(ボトム)
といったテクニカルはとても大切なシグナルです。
このシグナルから読み取ることができる情報とは、
時間を経るにしたがって相場の勢いが弱まったということです。
先ほどの高値(安値)を超えられないローソク足となると、
実は逆向きの大きな力がかかる前触れとも言えます。
だから突然のローソク足の伸びは実は「ヘッド」の部分かもしれないのです。
その状況で飛び乗ったのであれば次は「損切り」が待ち構えているのです。
慌てない心を
相場に向かい合っているときは常に冷静さを保ちましょう。
相場は市場が存在する限り上げ下げを繰り返すのです。
資本主義経済が存在する限り、
通貨という価値が存在する限り、
いつも市場では通貨の価値が上げ下げしているのです。
いま目の前の急上昇や急降下が二度と巡り合えない相場ではなく、
また数分後に再現されるかもしれないのです。
だから飛び乗る前に必ず確認しましょう。
「通貨の強弱はどうなっているか?」と。
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