ファンダメンタルズ分析

ポンドオージーの投資戦略 令和7年7月第2週

今週のポンドオージー(GBPAUD)

ポンドオージーは下落を続け、またしても直近安値まで下落しました。このところの安値は今回で三度目ということでトリプルボトムの形成なるか?ということが気になります。また週足で見てみると青い25SMAまで戻ってきて止まっているという感じです。ただ今回はその下の紫の75SMAまでの距離が結構あるので、来週はさらに深い押し目的な下落が続くかもしれません。

対欧州通貨では?

いま欧州通貨が非常に強く、ユーロ、スイスフランがともにポンドを大きく引き離している状況となっています。中でもスイスフランの強さはすさまじく、欧州通貨ではかなり価値が上昇している感があります。

中国の経済状況

中国は内需が弱くなっているようで、日本が経験してきたデフレがいま中国で広がろうとしています。日本の経済を徹底的に研究してきた中国ですが、やはり不動産バブルからのデフレからは逃げることが大変そうで、当局のかじ取りの難しさを痛感します。そんな中国経済なのでしばらくは静観が必要でしょう。

ポンドオージーの予想レンジ

いま現在の価格である2.05辺りがサポートラインとなっているのであれば、今回の下落の元となった2.08辺りからのFibo61.8辺りに存在する直近過去の安値くらいまで上昇する可能性が考えられます。またこのサポートラインが突破されるのであれば、次のサポレジ転換線である2.03辺りまで下落するかもしれません。そこは下から追随する日足の200SMAが到達してくるであろう地点で、そこが次のサポートとして機能しそうです。

オセアニア・中国の経済指標チェック

月曜日:特になし

火曜日:国内総生産(中国)

水曜日:消費者物価指数(英国)

木曜日:特になし

金曜日:特になし

今週は中国ではGDPの発表が控えており、さらに英国では消費者物価指数が発表されます。ただ、現段階では米国のトランプ政権によって経済が不安定化しているため、大きなトレンドは起きにくいことも考えられます。となれば、レンジの中を価格は移動する可能性が強いとも考えられます。オーストラリアドルはどうしても中国の代理変数であるため、中国経済に大きく引っ張られる傾向が強いので、来週も中国経済を注視する必要があるようです。

 

 

 

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