FXで取引を開始するときにとても大切なことは資金管理です。
仮に”XM”で口座を開いたとして、
取引口座に1万円で1万通貨(0.1ロット)のエントリーだと
米国の大きな経済指標発表時などはちょっと心細い気がします。
その国の通貨の特性をしっかりマスターするまでは
極力USD/JPY(いわゆるドル円)でのエントリーをしたほうが
資金管理の点から見ても得策でしょう。
やはりポンドなどは値動きがとても激しく、
この2019年初頭は特にイギリスのBrexit問題があるので
とても危険な取引になる可能性があります。
世界の基軸通貨であるUSD(米国ドル)であれば
値動きはさほど激しくはないので、
突然訪れる逆向きの値動きも中堅国通貨と比べて
かなり穏やかなので安心感は高いでしょう。
ポンドやスイスフラン、南アフリカランド、トルコリラを好むトレーダーは
ドル円やユーロ円での取引に慣れている人が多く、
さらなる値動きを求めて中堅国通貨に手を出してしまいます。
過去スイスフランショックや、トルコリラショック等の通貨暴落という
歴史的事実から見てもわかるように、
相場には絶対という保証はありません。
今までこの流れだから、今日もこれだろうという
「利用可能性の誤謬」という認知的エラーを起こすことは
常に心得ておくべきです。
こういった通貨ショックのタイミングで悲惨な目にあった人は多数存在します。
今まで調子が良かったからでは通用しないのが相場の世界です。
だからこの「資金管理」という部分がFXだけではなく投資全般に言えるのですが、
最も重要な項目なのです。
タートルズという巨万の富を築いた米国の投資家たちは
まず最初に取り組んだことは資金管理を徹底的に学んだということです。
自分がどれだけのリスクを追っているのか?
常に意識しながらトレードすることが
投資家としての心得でもあるのです。
だから慣れないうちは USD/JPY(ドル円)を利用しましょう。
日本に住んでいれば常にドル円相場の情報ばかりなので、
情報面でも苦労することはないと思います。
世界経済の流れを見て資産を運用で増やすという
富裕層たちが当然のごとく行なっている
「投資」という技術をFXで体得し、
目の前の娯楽ではなく5年後の
夢を築きゆく人生を歩んで行きたいものです。
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